せいかクリニックの院長、中村聖香です。
今日は、私の専門である神経内科疾患の中で、若年層と高齢層の二層性にみられることが多い病気である「てんかん」の概要について、お話したいと思います。
てんかんとは、いわゆる「てんかん発作」と呼ばれる発作を繰り返し起こしてしまう病気です。
てんかんと聞くと、意識を失ってしまう、突然倒れて泡を吹くなどの症状を思い描く方が多いようですが、症状は人によって異なります。
倒れない人もいますし、目を開いた状態で硬直するといった人もいて、素人目には、「てんかん発作である」とは判別がつかないケースも多いです。
原因は、脳のとある部分の神経細胞が、突発的に異常な電気活動を一時的に起こすというものです。
ただ、この異常な電気活動を一時的に起こす要因は、人それぞれです。
治療において重要なのは、どのようなタイプの発作か判断し、発作型に合った薬物を使用することです。
てんかんの診断および治療に関するご相談はお気軽に、せいかクリニックへご来院ください。