2015.12.22更新

先日のブログに引き続き、認知症予防を考える上での「人との関わり」についてお話していきます。

私は昔、ある友人から「新しい彼氏とお付き合いを始めるのは、面倒である。また自分の事を、一から知ってもらわなければならないから」という話を聞きました。
この友人は「面倒」と表現していましたが、自分の事を知らない人と関わるには、それなりのエネルギーが必要という話です。
家族、仕事、趣味、血液型、足のサイズ、嫌いな食べ物・・・・知ってもらうために説明しなければならない事が、山のようにあります。
このようなエネルギー溢れる関わりは、既に親しき仲では必要ないので期待できません。

つまり、家族や既に親しい人とばかりの関わりだけでは、認知症予防を考える上では不足であると言えます。
現役時代は、嫌でも色々な新しい方との関わりが生まれます。
ですので、別段意識をしなくても、エネルギー溢れる人とのコミュニケーションは日常的にできているものです。
しかしリタイヤ後の生活においては、自らどんどん外へ出て、機会を作らなければ、新しい方と出会う事もないので、エネルギー溢れる人との関わりは極端に減ってしまいます。
つまり、認知症を予防するためには、リタイヤ後の日々の過ごし方がポイントになってきます。
新しい環境に自主的に身を置くようにし、積極的に家の外へ出かける意識が重要になってくるのです。

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