Wrightington病院見学
2015.11.28更新
11月17日から11日まで病院見学に行ってきましたので、久しぶりに更新します。
チャンレー先生はセメント人工股関節の創始者で、Wrightington病院で1970年代から人工股関節置換術を開始されました。(もともとは結核治療の病院で、関節が固定されてしまった患者などを治すことから始まったようです)
初期タイプの人工股関節のシリーズでは感染率が高く、満足行く成績では無いとのことで、現在我々の病院などでも使用されているバイオクリーンルーム(空気中のほこりなどを減らした部屋)やボディーエグゾーストスーツ(宇宙服みたいに頭から足まですっぽり覆う手術着)の開発をはじめに、感染対策を徹底され、30年前の時点で感染率が0.2%とすばらしい成績を出されました。
上の写真は、病院の事務局みたいな所です。マンチェスターの広大な土地に歴史を感じる建物が並んでいます。
この写真は、Hip centerで、この建物と同じような平屋の建物が手術室や外来、病棟として広がっています。
今回の見学では、手術見学だけで無く、チャンレー先生の直弟子のロブロスキー先生とお話をさせていただいたり、ブラックプールにある医療用セメントの工場見学、さらには次の生産ラインにおける医師側の提案などをさせていただいたりと、興奮する日程でした。今回の経験、知識を今後の医療に役立てたいと思いました。
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