寝ても疲れが取れないのはなぜ?睡眠時無呼吸症候群の可能性 |せいかクリニック

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寝ても疲れが取れないのはなぜ?睡眠時無呼吸症候群の可能性

「毎日きちんと寝ているはずなのに、朝起きても疲れが取れない」
「十分な睡眠時間を確保しているのに、日中も眠い」
「朝から体がだるく、仕事に集中できない」
このような経験はありませんか?
睡眠時間が足りていないことが原因の場合もありますが、十分に寝ているにもかかわらず疲れが取れない場合は、睡眠の「時間」だけでなく「質」に問題がある可能性があります。
その代表的な病気の一つが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まったり弱くなったりすることで、睡眠が妨げられる病気です。呼吸が止まると酸素が不足し、身体は呼吸を再開させるために何度も覚醒反応を起こします。その結果、本人が気づかないうちに睡眠が分断され、十分な睡眠時間を確保していても、日中の眠気や疲労感につながることがあります。

「寝ても疲れが取れない」は睡眠の質が低下しているサインかもしれません

一般的に「疲れが取れない」と感じると、「睡眠時間が足りないのでは?」と考える方が多いと思います。
もちろん、睡眠不足は疲労の大きな原因です。
しかし、例えば毎日7~8時間程度寝ているにもかかわらず、
・朝起きたときから体がだるい
・寝たはずなのにスッキリしない
・日中に強い眠気を感じる
・会議中や仕事中に眠くなる
・集中力が続かない
・朝起きると頭痛がする
・夜中に何度も目が覚める
といった症状が続いている場合は、「十分に寝ているのに、良質な睡眠が取れていない」可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中の呼吸停止や呼吸の乱れによって睡眠が浅くなり、日中の眠気が生じることが知られています。

睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群は、英語では「Sleep Apnea Syndrome」といい、一般的に「SAS」と呼ばれています。
特に多いのが、空気の通り道である上気道が睡眠中に狭くなることで起こる閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)です。
眠っている間に喉の奥が狭くなると、呼吸がしづらくなり、さらに進むと一時的に呼吸が止まってしまいます。
その後、身体が呼吸を再開させることで再び呼吸が戻りますが、眠るとまた気道が狭くなり、呼吸が止まる――ということを一晩の間に繰り返すことがあります。
このような状態では、本人は「朝までずっと寝ていた」と思っていても、睡眠が何度も妨げられているため、十分に休息できていない可能性があります。

「いびき」が睡眠時無呼吸症候群のサイン?

睡眠時無呼吸症候群というと、「大きないびき」を思い浮かべる方も多いでしょう。
実際に、大きないびきや睡眠中の呼吸停止は、睡眠時無呼吸症候群を疑う重要なサインです。
例えば、ご家族から、
「寝ているときにいびきがうるさい」
「いびきの途中で呼吸が止まっている」
「しばらく静かになった後、急に『ガッ』と息を吸っている」

などと指摘されたことはありませんか?
こうした場合には注意が必要です。
ただし、睡眠時無呼吸症候群の人が必ずしも「自分はいびきをかいている」と認識しているわけではありません。
睡眠中の症状は本人が気づきにくいため、ご家族やパートナーからの指摘が受診のきっかけになることもあります。日本睡眠学会も、睡眠中のいびきや呼吸中断は本人が気づかないことがあり、観察者からの情報が重要だとしています。

こんな症状があれば睡眠時無呼吸症候群をチェック

次の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう。

□ 寝ても疲れが取れない
□ 朝起きてもスッキリしない
□ 日中に強い眠気がある
□ 大きないびきを指摘されたことがある
□ 寝ている間に呼吸が止まっていると言われた
□ 夜中に何度も目が覚める
□ 起床時に口や喉が乾いている
□ 朝起きたときに頭痛がする
□ 集中力が低下したと感じる
□ 夜間にトイレに何度も起きる

複数当てはまる場合は、一度睡眠時無呼吸症候群について医療機関で相談してみることをおすすめします。
なお、日中の眠気や疲労感がないからといって、睡眠時無呼吸症候群を完全に否定できるわけではありません。厚生労働省の資料でも、睡眠時無呼吸症候群では必ずしも日中の強い眠気がみられるとは限らないとされています。

睡眠時無呼吸症候群を放置してはいけない理由

睡眠時無呼吸症候群は、単に「眠い」「疲れやすい」というだけの病気ではありません。
睡眠中に何度も呼吸が止まることで、血液中の酸素濃度が低下したり、身体に大きな負担がかかったりします。
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧などの生活習慣病との関連が知られており、厚生労働省も、放置することで心筋梗塞や脳梗塞、生活習慣病などのリスクにつながる可能性について説明しています。
また、日中の強い眠気によって、仕事中のミスや居眠り運転などにつながることもあります。
「寝ても疲れが取れない」という症状を単なる疲労として片付けず、睡眠そのものに問題がないかを確認することが大切です。

「寝ても疲れが取れない」を年齢や疲労のせいにしないで

「最近忙しいから疲れているだけ」
「年齢のせいだから仕方がない」
「睡眠時間は足りているから問題ない」
そう考えてしまう方も少なくありません。
しかし、十分に寝ているのに疲れが取れない、朝からだるい、日中に眠気が強いという状態が続いているのであれば、睡眠の質について一度考えてみることが大切です。
特に、いびきや睡眠中の呼吸停止を指摘されたことがある方は、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群は、本人が眠っている間に起こるため、自覚しにくい病気です。
「寝ても疲れが取れない」という何気ない症状が、身体からのサインかもしれません。
気になる症状がある方は、奈良市の内科せいかクリニックへご相談ください。

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